SSブログ

苦手な香り

普通嫌なニオイは匂いとは言わないと思う。
そして嫌なニオイを香りとは絶対言わない。

なのに、香りと敢えて書くのは,私なりに、そのニオイに一応敬意を抱いているから。
そして、断定的に「嫌な」と書かず、「苦手」と、オブラートに包んでいる。
だって、世間では秋の香りの代名詞みたいに好まれているんだからね。

なんの話かというと、今辺り一面に漂う「キンモクセイの香り」のこと。

ニワトリが先か卵が先か、みたいな話だけど、キンモクセイが香る今の時期、私はいつも絶不調。
ああ・キンモクセイの香りが鼻について頭痛がする・・・となるわけ。
他の理由で頭痛が酷くなるのかもしれないけれど、頭痛が酷いなと思うとキンモクセイが気になるのだから仕方がない。
その香りは強くて、逃げても逃げても私を追いかけてくる。
古い家の多いこの住宅地では、キンモクセイの無い家はないというくらい、どの庭にも植えられているのだもの。
しかも、大抵は玄関に近いところで大木になっている。


近年はキンモクセイを植える家は少ないよね。
アオダモ、カツラ、イロハモミジ、ハイノキ・・・そんなのが多い気がする。
いわゆる落葉雑木系の軽い木。
葉っぱが堅くて多くて落葉しないキンモクセイは洋風ガーデンには向かないのだろう。

植物の魅力は香りで完成するとまで思う私にとってはキンモクセイだけは範疇外です。

原種シクラメン
s-20200929002.jpg








nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。