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女流作家さんばっかり

コロナ禍の中、私は小説ばかり読んでた気がする。
なんとなく街中をぶらぶらする気持ちになれないから、買い物は夫の休みの日に車で行って、まとめてするようになり、ワンコの散歩時間までスポッと空く日が多くなった。
で、本を読むのは寝る前の1,2時間だったのが、昼間っから読むようになったのだ。

春は小川洋子さんにはまってた。
ブッカー賞ノミネートの「密やかな結晶」に始まり、「やさしい訴え」「不時着する流星たち」「琥珀のまたたき」など。
小川洋子さんは前から好きでいろいろと。

夏?もう少し前?はじめての作家さんに出会った。
朝井まかてさん、「銀の猫」「福袋」「最悪の将軍」「恋歌」「向嶋なずな屋繁盛記 花競べ」
私は気に入るとしばらく同じ作家さんばかり読むが癖がある。

そして、今。
澤田瞳子さんの「秋萩の散る」「与楽の飯」ときて「火定」

「火定」は、奈良時代の天然痘という疫病パンデミックを描いた小説。
コロナ禍の今だからこそというより、今それ?~な凄惨さ。

心ならずも施薬院に配属された名代が言う。
病とは恐ろしいものだ。それは人を病ませ、命を奪うばかりではない。人と人との縁や信頼、理性をすら破壊し、遂には人の世の秩序までも、いとも簡単に打ち砕いてしまう。

人類の歴史は疫病との戦いの歴史であった。
今もまさに世界中がコロナ禍にあえぐ。

でも、奈良時代のその阿鼻叫喚の舞台の中にも、必死に進もうとした名代や諸男や綱手がいた。
澤田さんが読者に伝えたいことはそれ。

読み進めるのが辛いほどの小説だけれど、読まずにはいられない。

私の癒しは庭の花。

アッサンブラージュ
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今年の春に加わったバラ。

9月に植え替えてから少々少々しんなりしてたロータスブラックムーニー
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よく見たら花が咲いてた。
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独特な色。
来シーズンまで活かすことができるかな?







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